読みたいかもしれない本。お気に入りに入れておいた(気に入っておいた)。
稲葉真弓「エンドレス・ワルツ」
実話だ。
フリージャズのサックス奏者、阿部薫。29歳という今の私と同じ歳で服毒自殺。その後、妻の鈴木いづみも36歳で首吊り自殺した。
阿部氏の演奏はあまり好きではなく、フリージャズが大好きな私でさえ聴いていて耐えられない。面白味がないように感じるのだ。だから図書館で借りた彗星パルティータというアルバムは、どの曲も最初の方しか聴いたことがない。
しかし、阿部氏の「暗い日曜日」は心に響くものがあった。この人の言いたいことが少し伝わった気がした。
ただ、阿部氏のしたことでは、妻を残して自殺っていうのはよくないだろう。ねこぢる氏もそうだが、どうしてこう、何かが欠けていて破滅的な芸術を創作する者たちは、自殺してしまうのだろう。これはよくいう天才が夭逝するというのとは一緒にできない気がする。
本題とは逸れるが、貼り付けておく。
上記のサイトはかなりよくまとめられていて、サイト主の意志が全面に伝わってくる。
人は死んだあとも魂が残り続ける。自殺した者の魂は、同じように自殺した魂同士でしか関わることができず、一面が暗い意識の中で、孤独が24時間ずっと続く状態に置かれ、それが最低でも寿命を全うする歳になるまで続くのだろうだ。そして輪廻転生の際は、同じような人生をまた一からやり直しさせられる。
われわれは魂の勉強のために生まれてくるのであって、生前に行った善悪のカルマからは逃れられないように出来ている。
そんなことを訊いたら怖くて自殺なんて出来ない。
だからそういうことを考えるのはやめよう。
(上記サイトには、後悔した唯物論者の魂などが例に挙げられている)