追記:読了しました。
「我傍に立つ」、全体の7割ぐらいまで読んだ。
結構長いが、読みやすくわかりやすい言葉で書いてあり、物語もかなり面白いのでスイスイ読めた。
そして小説中に、吉野さんのコメントがあった。前世記憶の話である。
「正直に言う。これから先は、うまく書けるかどうか自信がない。あまりにも辛いことばかり、思い出したくないことばかりだ。それに実際ほとんど覚えていない。戦争のことは忘れてしまいたい、と願ったおかげで本当に忘れてしまった。だからこれから先の記憶は空白だらけで、自分でもわけがわからない。
でもやはり、書かなければいけないと思うから、書く。過去と向き合うために、そして過去から抜け出して、もう一度歩き出すために。」
本人曰く、物語がスイスイ上手く行っているのが本当のことで、ちょっとリアル感を出すためにネガティブなことなどを創作した、とブログに書いてあったな。