纐纈歩美「O Pato」を購入した

纐纈(こうけつ)歩美のサックスは、基礎に忠実って感じ。

そういう音楽は普通だったら目にも留まらないだろうに、なぜか気になったので山野楽器で「O Pato」というCDを購入してしまった。

「オ・パト」はボサノヴァの定番曲で、ポルトガル語でアヒルという意味。(だからこそ、ジャケットにアヒルがいる。)

 

私は最近ボサノヴァにも足を突っ込んでいるので、なかなか良いなと思った。

私だって、普通のモードジャズも聴くんですよ。何もフリージャズだけ聴いているわけではないのです。

ちなみに、CDは3000円と高いですよ。ただ、何となくだが飽きない。

 

こういう、ちゃんと「形」が出来ている音楽は好きだ。

ジャズを奏するにあたって、自分の揺るぎない形を持っている人。

例えば、フリージャズならフリージャズで、決して無分別な音楽ではなく、奏者はちゃんとそういう形を目指しているように。

このボサノヴァのCDも、一見、他人の真似であるようでいて、そうではない何かがあると思うわけだ。

https://www.amazon.co.jp/PATO-%E7%BA%90%E7%BA%88%E6%AD%A9%E7%BE%8E/dp/B07G9DCCGQ

 

ちなみにこのCDは、小野リサのプロデュースによる作品。1曲目には小野リサの声が入っている。

あと、これは偶然だが、私は小野リサと同じマンションの同じ棟に住んでいる。下丸子ね。

 

(CD解説より引用)

「初ミーティングでリサが提案したのは、”聞き流されない本格的なボッサ・サウンド”だった。」

「私自身、ボサノヴァだからといって吹き方を変えてはいません。ただ、共演者の影響もあり、いつもとは違う感覚で演奏できましたし、新たな手応えも感じました。」