2018-12-06 ■ 最近、つまらない本ばっかし読んでる気がする…ジィップ「マドゥモアゼル・ルウルウ」は、19世紀後半のフランスで流行った大衆向けの小説。途中まで読んで図書館に返却した。訳は森鴎外の娘でフランス文学に堪能な森茉莉。挿絵は宇野亜喜良。(表紙を開けた所に女の絵があるが、Google検索では出ない模様。)解説は与謝野晶子。これだけ大物を集めておいて、よくもまあ、あんなチープな内容だよなぁと。14歳のルウルウは、40過ぎの男が好きみたいだね。マラルメやファルグに耽溺していたモーリス・ラヴェルなんか、絶対あんなの読まなかったと思うぞ。