オートマティスムって知ってるかい?

実は、下記の詩は自動記述による素人の作品。

それっぽいでしょ?

ただ、やはりプロの作品と違うのは、「単語同士の共通点がどこで一致しているか」だな。

その「一致」の持って行き方の塩梅が、歴史に残る作品かどうかが分かれるポイントの一つだと思う。

下記の素人作品は、般若、鬼、童子がなんとなく日本風の単語でしょ?

私から見ると、ちょっと複雑さに欠けるように思える。

本物の詩人は、凄まじいほどに複雑思考を極めていて、ものすごくストイックな努力をしているのが分かるよ。

世の中では文系より理系の方が難しいイメージがあるかもしれないけど、本物の文系人ってものすごく複雑な思考回路を持ってるよ。


http://mb2.jp/_toukoujou/28979.html


(引用)


雪道化 ★dpb9ulW6pc_UqW

月に泣く蝶の

羽音は断罪の調べ

鬼灯色に染められた

般若の指先の甘さよ

優しさに口を滑らせれば

遠くで鬼が笑っている

童子は風を切り

草むらに眠る獅子の咆哮

砕け散る水晶数珠は

異郷の砂と化す

8年前 No.11 ▼返信