音の絵39-2の副題は「海とかもめ」
確かにそんな感じがすごくする。
私は個人的にシュルレアリスムの絵画をイメージしてしまったが、音の絵は1911年の作品なので、ちょっとシュルレアリスムの方が後だ。
文学でもブルトンがシュルレアリスム宣言を出したのは1924年。
音の絵はシュルレアリスムではなかった。
ベックリンの絵画が影響を与えたという説もある。確かにアルノルト・ベックリンには「死の島」などの海の絵がある。
しかし、ラフマニノフ自身は「私は自分のイメージをひけらかす芸術家を信用しない。誰でも、音楽から連想したものを自由に描き出せばいい」と言っており、音の絵についての詳細は不明である。