「ソドムの市」という映画を見たことがある。

サド公爵の「ソドム120日あるいは淫蕩学校」が元ネタ。

こちらはあの映画を見た後には読む気になれない。

強烈なゲイだったパゾリーニ監督は、この映画の撮影後に少年にゲイ行為を強要したとして、その少年ら複数犯によって殺されている。


ブルトンがサドをシュルレアリストに入れていたが、そんなに良いかね?

アダルトビデオが無かった時代の娯楽作品かもしれないが、私はそこに何の芸術性も感じなかった。

少年少女のウンコをみんなで食べるという、バイセクシャル兼スカトロジーな作者の性癖も、単に気持ち悪いだけだった。

あとは、とにかく虐待行為が酷いので思い出したくもない。

少年の目を切り取って、それを見ながらシコっている公爵とか。

とにかくトラウマでしかない。

「ああ…見ちゃった…」って感じ。

しかも悪人が粛清されないので腹が立つ。

ちなみにサドのこの小説の原版は8億円相当で落札されたとか、フランス政府が持ち出し禁止にしたとかニュースになっているが、こんな奴の小説に感化される金持ち権力者がいるってのは、ヨーロッパってのはなかなかぞっとするな。

ただ、ヨーロッパはまだ言論の自由があるから、反対する人も公に出てくるけど。

少数の劣等白人がデカい面して闊歩している感じ。