レオン=ポール・ファルグ、詩集より「父の永遠の記憶」

Facebookに投稿したが、誰からも相手にされそうにないのでこちらに投稿↓

 

 

私は日本人にほとんど馴染みのない未翻訳のフランス文学がどうしても気になるので、一生に一度くらいはその意味を知っておきたいと思い、訳してみました。
シュルレアリスム文学なのか、文脈に繋がりのない単語が羅列されていたりして難しかったです。
オートマティスムなのか?ブルトンシュルレアリスム宣言は1924年だが。)
決してGoogle翻訳にそのままぶち込んだわけではありませんが、それでもこの程度の翻訳しか出来ませんでした。
やはりブルトンの言うように「ファルグは雰囲気においてシュルレアリストだ」という評価のごとく、もともとそういう変な文章だった説が私の中で浮上中です・・・
奇抜で支離滅裂な文章だったからこそ誰からも需要がなく、よって誰からも翻訳されなかったのではないでしょうか。
なお、本文中の「あなたvous」と「君tu」の使い分けは、間違っていません。そのまま載せています。
ちなみに、翻訳したノートは8ページ使いました。

 

 

レオン=ポール・ファルグ、詩集より「父の永遠の記憶」
Léon-Paul Fargue "Aeternae Memoriae Patris" de Poëmes.

(以下、本文)

あなたに欠けた、そして全て絶滅した、一つの存在・・・

私の額に常に痛く吊るされてから、硝石とシリア人を引き締める、地下室にぶら下がった蜘蛛の亜麻布のように色褪せて、涙の出航は常に私の目から落ちる用意ができている。
私はもう頬を動かすことを敢えてしない;それはとても小さな反射運動で、涙を終える最小の引きつり。

突然、通りの真ん中で、木々が息をした、道路たちの塊の中で、駅たちの不安の中で、柔和に話す旧友の腕の中で、それは遠くで苦情を訴える中にあり、寒い納屋の下に広まる口笛で呼ぶ、それは料理の匂いの中にあり、昔の沈黙を呼び戻す晩と机に...
私の灰の上の神の指の乾いた打撃のように触れられた、その最小の物事によって引き寄せられ、彼女は復活した!
そして刀を抜いた!
そして私に致命的な一撃として突き刺し、見えない戦いが始まる、災害でトンネルが崩れるくらい強く、静寂の海を捏ねた水底の刃のように重く、火山がその心臓を星たちの中に打ち上げるほど高く、私は君に何もせずに行かせる、君が私にした全てのものに戻すため、そして私は君をうんざりさせ、君は私を去らせ、私の理解のためにその夏の夜は十分に必要とされた...
残念!私は欲しかった...私は知らなかった...失礼、ひざまずいて、失礼!
ついに、ただ私は壊れる、ぼろぼろの貧しい納骨堂、おお、その人生を一掃することを含んだ貧しい道具鞄、肩への打撃、片隅の中で...
ああ、私の愛する人たちに会う。
私はいつも君と広げられたベッドの上で会うだろう、主の前では公平で清らかだ、まるで君が青年の頃のように、港に停泊された小舟のように賢く、帆は張られた、船灯は消えた、君の神秘的な微笑みとともに、脅かし、いつでも眺められ、君の秘密を誇り、君の全ての労苦を起こされ、一杯の日差しの中の直線で固まった光の両手にある全ての餌食から、蝋燭たちの殉教者の匂いに酔わされた、君のために誰かが切っておいたテラスの花々とともに;
貧しい人の歌が中庭のアトリエの屋根の上で泣いている間、その急がない音は全ての部分に当たって惑わした、そして死のドラムたちは扉たちを開き、そして閉める!

私は君を探した、私は君を連れていった、どこにでも―荒地の広場の空虚な東屋の中、私は独りだった、暗く消えゆく寝るための鉄柵の前は、焼けた船のような、木々の後ろ...
ある日...急行列車がせっかちにそっと撫でる前で、目を半分閉じたら回って消えてしまう、とある田舎の街の中...
灰の顔をした不満げな空気に揺れる店の中;
忘却の吹く空虚な場所の上;
市街地の波紋と、旅の叫び声と...

明け方、壁の外の工場の近隣の中、
...その壁で曲がり、見えない手によって打ち上げられた石炭の土砂降り;
嗚咽で煙る筒...
町外れや行き止まりでサイレンが吠える中、木工場たちが文句を言う所で、炎が再び上がり慌てる消防士たちの所で、豊かに眠る時間...
ある晩、森の中、あそこで星たちを濾過するのを見る思慮深い葉の群がりの下で、最初の朝たちと墓地の匂いの中で、草の上の昼食が消えている影の中で、仕事を打ち棄てられた昆虫たちの所で...

秘密の知恵の中の驚くべき生活を私はあちこちに探したが、探しても、探しても、見つからない...

おお生活よ、私を残して鎮まり、私の手を放しなさい!
なるほど、それはもう君ではない!私を支える君の記憶だ!