イヴ・デュプレシス「シュールレアリスム」白水社クセジュ文庫、読了。
内容は、人間の無意識と夢がシュールレアリスム芸術に貢献しているということと、シュールレアリストたちがオカルトやマルクシズムにのめり込んでいったということ、あとは、シュールレアリスムを批判する人たちの意見に対する論破、など。
正直、読んでいて、私程度の理解力ではこの著者の言っている意味があまり分からなかった。
しかも、文章的にふわふわした比喩が多く、それがこの本をさらに複雑化させていると思われる。
無駄に難しい。でも内容は深いかも。
なのに、もう一回読もうという気にならない。
そういやクセジュ文庫は、一見面白そうなのに読み始めると退屈になる傾向がある気がする。
ちなみに、買った時の値段は1円プラス送料のみ。