歴史秘話ヒストリア三十六歌仙の特集をやっていた。

最後の歌は私のFacebookに載せておいた。

 

かくばかり経がたく見ゆる世の中に うらやましくもすめる月かな

藤原高光

(この慌ただしい世の中にある、羨ましくも澄んだ月がある。)

 

水の面に照る月なみを数ふれば こよいぞ秋の最中なりうる

源順(みなもとのしたごう)

(水面に映る月を見て、今の月日を数えてみれば、今日は秋の最中である十五夜であった。)

 

古とのねに峯乃松風かよふらし いづれのをよりしらべそめけむ

斎宮女御(さいぐうのにょうご)

(琴の音に、峯の松風が共鳴している。どこの琴の緒(弦)から発し、どこの山の尾(峰)から響き始めて、混じり合っているのだろう。)