パスカル・キニャール氏のツイッターを見ると、現実から乖離した話ばかりが載っている。
Pascal Quignard (@Quignard_) | Twitter
私はこの人の本は好きだが、ツイッターの方までは読みたいと思わない。
「小説を書くと、森の真ん中で平和を求めて立ち去る鹿のように感じます。」
などと言われても、「今それどころじゃないから」と思ってしまう。
キニャールの文章に触れたければ、本を買ってきて読めばいいだけで、その方がより深い情報が入ってくるので、より満足できるのは自明のこと。
けれども、ツイートに関しては、現実から乖離した話ではなく、現在起きていることに関する見解が欲しいと思ってしまうのだ。
なのに、私のFacebookの記事では、時事問題系の記事は全くいいねが付かず、カフェとか食事に関する記事の方がウケやすく、いいねが付く傾向がある。
私の提供する時事系の記事は、宗教か何かだと思われているのだろうか。
ちなみに、キニャールのツイートを見てみると、母国語のフランス語ではなくて、なぜかスペイン語でツイートしている。
彼は今、スペインに住んでいるのだろうか。
なぜなら、古典書物を原文で読み、その本に書かれた本当の意味を知るためだそうだ。
私と同じようなことをやっているんだなあ。
確かに、自分で翻訳してみたら、既存の翻訳で言われていたことと全然違っていた、ということはざらにあるからなあ。
あと、キニャールの顔は怖いが、根はいい奴である。