吉野圭さんへ送ったメールの一部抜粋。

詩は、Facebookに投稿したものと同じ。

(引用)

最後に、趣味で横浜元町の詩を作りました。
横浜育ちの吉野さんが「ああ、この場面、分かる」と言って頂けそうな詩だと、勝手に思っております。
吉野さんのインスタにも山手の洋館が入っていましたよね。
なんせ、Facebookに投稿したが誰も読んでくれないのでw
(今度、ペリカンの万年筆で書いたやつを、えの木ていのおばちゃんにでも渡そうかな。でも、まだまだ駄作しか生み出せないから、やめようかな。ローズコーヒーと紅茶のためだけに通うことにするかな。)

[横浜元町に関する6つの質問]

大空を忠実に進む飛行機が、気象台のエーロベーンよりもずっと高く、ずっと小さいのはなぜですか?
ベーリックホールでは、外国人の亡霊が飽くことなく踊っているのはなぜですか?
十字型の街頭が、快晴の空の薄い被膜に包まれているのはなぜですか?
フランス山の風車が、シ♭の音で楽しそうに啜り泣いているのはなぜですか?
えの木ていの花韮が、子どものように話しかけてくるのはなぜですか?
MotomachiのMが、松果体のような姿をしているのはなぜですか?

異国情緒と亡霊の街
烏が遠くへ飛んでいく
修繕された電話ボックス
指で揉まれたローズマリー

(註:電話ボックスは、えの木ていの反対車線の歩道にある。ローズマリーは、ゲーテ座の反対車線の歩道に生えている。)
[終わり]