パスカル・キニャールは、やっぱり輪廻転生を信じている人だったわ。
死んだ老人の魂が母胎に宿り、老人のようにしわくちゃで毛のない赤ん坊として生まれてくる、というような記述があった。
だからこそ、赤ん坊は「古い」のだと。
「新しいといわれるものは、実はかなり古いものだ」などという記述があちこちに見られる。
つまり、「いにしえの光」という本によく出てくる「往古」という単語は、輪廻転生において前世、前々世・・・と遡っていった時の最初の状態、という意味で使っているのだろう。
往古=神、と捉えてもいいかもしれない。(←ほんと、そんな感じに書かれている。)