レヴィナスのオカルトチックな論

レヴィナスのオカルトチックな論。


「時間は、目の前に何かが現れ続けることによって出来ているので、この現れ続くものが現在を作っており、その現れ続くものの継続性こそが現在の生だ。」

(全体性と無限 第一部B-3)


これは、唯物論者の頭の固い人たちには、本質的に理解できない部分。

ユダヤ教徒の考え方。

この解釈が合っている証拠として、パスカルキニャールがエッセイでこういう思想を仄めかしている。

キニャールは、大学時代のレヴィナスの弟子であり、親交があり、その思想に忠実に生きている。




(私のスマホのメモより、引用)


この現在は、持続のうちで固定された諸瞬間からなるのではなく、これらの瞬間を救援し、その責任を担う一つの現前によって、流れゆくこれらの瞬間が止むことなく取り戻されることから成っている。

この止むことなさが現在を生み出す。

それが現在の現在化(現在の生)である。