2つ前の記事の続きになるが。

メシャムパイプ、今日吸ったら全然美味くなかった。

パイプ葉は、やはりぎゅうぎゅうに詰めなきゃダメ。

意図的に「上だけ固くて、下はふかふか」を作ろうとしちゃダメなんだ。

上も下も、一番上から押さえてぎゅうぎゅうに固める。

その結果が、上は固くて下はふかふかになるんだろう。

なお、火を着けた後で固めても遅い。


そして、息はゆっくり吸うこと。

火を着けるまでの間の息のスパスパは、辛くていい。

ただ、火が着いたらスゥーっとゆっくり吸うこと。

それで、何とも言えないクリーミーでまろやかな味になる。


今日はコーンパイプが美味かった。

もちろん、長く使っているため、もうコーンの香りはしない。

ただ、メシャムパイプと同じ類の、象牙のような香りがふわぁっとして、とても心地良かった。

それはなぜかというと、パイプ葉の詰め方と息の使い方によるものであって、コーンだとかメシャムだとかはあんまり関係ないみたいだ。(なので、過去記事は訂正しておいた。)


この心地良さは危険を感じてしまうほどに、意識がのめり込もうとしていた。

私はあまりに心地良い気分が続くと、反動で無意識に恐怖を感じてしまう人間だ。

コンフォートゾーンというものは、実際にある。

常に気分がやや悪めの人間は、心地良い気分がずっと続くことを、無意識に恐れる。

よく、真夏の恋の危険な夜遊び、みたいな歌があるけど、最初に恋を「危険」と表現した人は、本当に美味しいパイプ煙草を吸った今の私と同じ気持ちだったのだろう。