師匠の家で、映画「チャイコフスキー」を観た。
やはり映画なので、チャイコフスキーがゲイであることはぼかしており、チャイコフスキーのパトロンであり彼に恋愛感情を持っているメック夫人に罪悪感を感じたまま死んだことになっている模様。
しかし、本当のチャイコフスキーは真性のゲイ。
晩年は甥と性交していることがバレてしまい、友人から自殺を勧められ、服毒自殺をしたのが本当の話。
交響曲6番「悲愴」を初演した8日後に自殺。
ロシア映画は本当に情景が素晴らしい。
そこには、何もない自然の美しさと味がある。
また、彼の奥さんの品のなさや、貴族の社交場での馬鹿騒ぎに、一種の気持ち悪さとイライラを感じさせる演出が上手い。
繊細で、しかもゲイだったら、全てにおける品のないものには耐えられないだろう。