運は戻る。

嫌なことがあったら、カフェに行って好きなことをやるといい。

(もちろん、他の嫌な奴がいなさそうなカフェに行くことね。)

そうすると、もう「行く」と決めたその瞬間から気分が上がって、運が戻り始める感じだった。

私の場合だと、840円するカフェよりも、目の前のスタバに直感が動いた。

その直感は正解だった。

その時は20時をちょっと過ぎた時間帯だったのだが、高級なカフェの方はコロナのせいで20:00までしか営業しておらず、一方、スタバは21:00まで営業していたので滑り込むことが出来た。

そこで、そのスタバの店員の女の子は、私のことを一切馬鹿にしない、顔つきも中身もまともな人だった。

心の汚い連中ばかり見て来て心が折れそうだった私は、もうその時点で救われていた。

そして、中に入るとちょっと可愛い女性の客の近くに座ることが出来た。

そこで私は、常時カバンに入れているノートを取り出し、ファルグの詩の翻訳を始めたら、気分が心地よいものに戻っていった。

その瞬間から、もう運勢は戻ったなと思えて来た。

さらには、夜、実家のマンションの温泉に入って出た時、ちょうど女湯から出てきたJKぐらいの歳の子は、用もないのにこちらを向いて私の顔をちら見してから出て行った。

私のことを知っているのか?

前もこのマンションのJKからそういう事があったが、別の子みたいだ。

その子は寝間着にメガネ姿で、マンションのジムでスポーツをやってから温泉に入った感じの、部活女子特有の甘いフェロモンを出している、本当に可愛らしい子だった。(いや、結婚したいとまでは今のところ思ってないけど、性欲だけではない、愛が芽生える感じの子だった。)

だから、運は戻る。

良い気分になることをすると、運は戻る。

人を害さないタイプの行動の中から、良い気分になれることを見つけること。

そうすると、起死回生の出来事が降ってくる。

神様は、私の人生にこれを望んでいるのかもしれないなって思った。