(Facebook投稿記事)


アシュトン・クラレット・シルバーバンドXX。


イギリス製のパイプです。

大阪のシリウスタバコの通販にて購入。

なお、XXとはこの会社でのパイプの大きさの基準であり、やや小さめであることを表わしています。

正直、色んなパイプを経由して来て、やっと運命のパイプに巡り会えたかなと思っている所です。


なお、パイプ葉はサミュエル・ガーウィズのゴールデン・グロウを吸いましたが、蜜のような優しい甘さが増幅されるとともに、このパイプで吸った時の独特の複雑な味わいへと変化しているのが分かります。

そう、このパイプで吸うと味が良いのです。


このパイプは一般のものと同じく、ブライヤーというバラ科の植物の根から作られています。

表面は血のような赤色が染色され、サンドブラストにより凸凹しております。

この凸凹は、自然の木目の形となります。

勿論、全体の形までが崩れない程度のブラストで仕上げられていますが。


さて、マニアの人たちによると、どんなパイプ葉でも甘く感じさせるのがダンヒルのパイプだそうですが、アシュトンはダンヒルの元社員により創業された会社です。

アシュトンのパイプは単に甘さを加味するだけではなく、パイプ葉そのものの味を引き出すと言われています。

それには、ものすごい手探りによる試行錯誤の連続が背景にあることが想像されます。

なお、アシュトンは一つ一つが手作りなので、出来具合は物によって差があるそうですが、そういう魂が籠った作品には不思議な魅力があり、私は販売用の写真を見た瞬間から「これだ」と決める直感が働いたのは確かです。