ポール・ヴェルレーヌ(Paul Verlaine)っていう詩人、天才だな。
自分で訳すと分かる。
「パリジャンの素描」というのを訳しているけど、出だしから、
「月は亜鉛の色合いをめっきされていた 鈍角によって。」
と出て来る。
何て美しい言葉。
これをよく韻を踏んで書けるなと。
まあ、結構キレやすい性格だったらしく、ランボーの右手を拳銃で撃って2年間獄中にいたとか、食えなくて娼婦と同棲して養ってもらっていたとかあるけど。
なお、死ぬ時はその娼婦に弔ってもらったそうだ。
↓これが「パリジャンの素描」という作品。
https://www.bonjourpoesie.fr/lesgrandsclassiques/poemes/paul_verlaine/croquis_parisien
なお、この詩の日本語訳があるのかどうかは知らないが、日本から「ヴェルレーヌ全集」みたいなのが出ていればあると思う。