メモ。
流体力学の「dAds」というのは、「ΔA × Δs」のことで、微小体積のこと。
つまり、「面積×秒」のことであり、「どれだけの面積の水が、どれだけ流れたか」という、ほんの一部分の水の体積のこと。
こんなことすら分からないまま、目をつぶって数式に特攻していた。
そりゃ、難しく感じるわけだわ。
でも、理系の本に書いてあるそういう細かい部分の一つ一つが理解出来れば、理系の本っていうのは実は「簡単なことの積み重ね」で出来ているんだなってことが分かってくると信じている。
時々、小学生でも大学の理系の本を読んでいる子がいてテレビに出たりしているけど、そりゃ出来るよ。
なぜなら、理系の勉強はひたすら「記憶」と「使うこと」の積み重ねであり、そこら辺が外国語の勉強と同じで、筋肉だから。
それはもう、専門家によって解釈が変わってしまい、結局答えが分からないデリダやレヴィナスの哲学よりも、遥かに簡単だから。
同じルールのもとで使いこなしていくのが理系。
一方で、ルール自体が人の解釈によって異なってしまうのが文系。
恐らく、本当は文系の方が難しいんだよ。
ただ、「今から新たな数式を作り出す」という超専門的な研究職(ノーベル賞やフィールズ賞など)は、それはもう遥かに難しいだろうけどね。