今日は18年住んでいる実家のマンションにて、初めてゴキブリが出たので潰しておいた。
一体、何の予兆だよ?
それとは関係ないが、この間気付いたことがあって。
キニャール「もっとも猥雑なもの」を読んでいて思ったが、彼はやはり聖書を信仰する正統派ユダヤ教徒ではないかと。
往古っていうのは、この世の大元の神様が胎内にいた時のことを言っているのか?
「初めに言葉があった」の通り、言語こそが最初であると。
そして、言葉の対義語は沈黙と言っている。
そして、沈黙、死、不能は、真の深淵であると。(つまり、神様が言葉を発する前の、まだこの世が出来る前の状態こそ、深淵であると。)
なので、キニャールもそうかもしれない。
ただ、ユダヤ教徒なので、彼はキリスト教は嫌いみたいで、天国は信じないそうだ。
その代わり、正統派ユダヤ教にある輪廻転生を信じている感じで、彼の小説には必ずと言っていいほど死んだ恋人の幽霊と会話するシーンが出て来る。
ただ私は、輪廻転生も天国もあると思うけどね。
死後は同じ霊格の魂同士でしか関われないため、今世が善人のまま死んだらあの世は天国的になる。
しかも、桜井識子さんが言うには、あの世には普通に物質的なものもあるそうなので。
なので、皆、そういう所に行きたくてこの世で修行を積んでいるのだと思うよ。