ヤニス・クセナキスの音楽は、事前知識がある人が楽しむものだよ。

「これは何らかの数学を元に作曲されたんだろうなぁ」という思いがあるだけでも違って来る。

癖しか無いのに、クセナキス

 

事前知識が必要な音楽って、それはそれでありだと思うんだよ。

ただ、事前知識があっても実際に聴いたら良くない音楽は、良くないと思うけどね。

 

電子系現代音楽はあまり好きではないけど、クセナキスのやつは他の無名の電子系作曲家よりも一枚上手だね。

聴いていて、やや飽きにくい。

飽きにクス。

 

ただの雑音だって、音響学研究者にとってみれば一つの興味深い素材なわけだろ。

同様に、一般の人たちにはただの雑音にしか聴こえない現代音楽だって、音楽研究者にとってみればそれは一つの崇高な芸術作品であり、見えてくる世界があるわけだから。