サム・リヴァースの次は、イヴォ・ペレルマン(Ivo Perelman)にハマりそうだ。

彼のすごい所は、ちゃんと進化を遂げている所。

60年代にフリージャズの走りが来て、70年代には哲学的なフリージャズがちょくちょく見受けられるようになる。

その次の世代のフリージャズは民族的になっている。

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これも山野楽器のCD売り場(の視聴)で出会ったのがきっかけ。

時々、銀座に行くといい。

三十間というコーヒー屋は勉強にはかなり適しているし、コーヒーも結構美味い。

そして、教文館では面白そうな本が店頭に並べられていることもある。

教文館ではハクスリー著「知覚の扉」に出会った。あれはそこそこタメになった気がする。

そして今、教文館で出会った本で気になっているのはレヴィ=ストロース著「野生の思考」だ。

どちらも、銀座に足を運ばなければ出会うことは無かった。

 

ジャズというのは特にこれといって「聴いておいた方がいい」というものが何なのかが分からない傾向にある。

ビパップ以降のジャズの本質は所詮、即興演奏だ。

それは、あるCDを取ってみた時に、それが「自分にとってどの程度感性が合うか」という基準で価値を計ることこそ本質的だと思うし、そんなわけだから例えば有名なものほど自分に合うとは限らないわけで、だからこそ良いものを探すのが難しいと感じる時もある。

時々、名前も知らない奏者から、突拍子もない所から、自分にとっての名作が出てくる。

だからこそ、山野楽器の視聴コーナーはかなり役に立っている。

ぶっちゃけ、CDを聴いて曲名だけ調べた次に起こす行動は、図書館にあるかどうか調べるということ。

そうすれば、衝動買いはしなくて済むことが多い。

今後この行動が何に役立つのかは分からないが、少なくとも私が今より歳を取る前に、この瞬間、このタイミングで出会っておいた方が、後々の人生に深みを増すことができる、と思っている。