ジェミア&J.M.G.ル・クレジオ「雲の人びと」、読了。
モロッコからサハラに至る場所にある砂漠を舞台とした歴史を書いたエッセイ。
実際に砂漠に行ったのではなく、架空の話。
ルーミー「マスナヴィー」からの引用も多い。
全体的にあまり面白くはなかったので、記憶に残っていない。
ただ、ル・クレジオの奥さんとの出会いは運命的だ。
13歳で歴史小説「砂漠」の前身の物語を書き、その物語の登場人物の末裔と結婚した。
それがジェミアだ。
(引用)
「ル・クレジオが13歳の時に小説「砂漠」の前身のような物語をすでに着想していた。その後の人生において、彼が子供の頃に描いた人物の末裔と現実に結ばれようとは…。これを運命と呼ばずに何と呼べばよいだろう。」