1hPa(ヘクトパスカル)は、手のひら(10cm^2)の上に、キュウリ(100g)が一本載っているときの重さ。

なんと分かりやすい解説。


図書館で借りた、荒木健太郎「雲の中では何が起こっているのか」という本。


ちなみに、0℃の飽和水蒸気量は約5gで飽和水蒸気圧は約6hPa。

だが、40℃の飽和水蒸気量は50g以上で飽和水蒸気圧は70hPa以上。

なので、夏の雲はあったかいため、水蒸気を多く含むことができ、そのため一度に大量の雨を降らせる。


ちなみに、雲の中では0℃以下でも水が凍らず、過冷却となることがある。

普通は、冷蔵庫の製氷では水が製氷皿に接しているから、そこから氷が出来る。

しかし、雲の中では水滴は何にも触れていないため、なかなか氷にならずに液体のままでいることが出来る。

雲の中では-20℃でも多くの過冷却水滴(過冷却雲粒)が観測されている。



水蒸気量(密度) g/m^3


水蒸気圧 hPa


水蒸気混合比=水蒸気の質量/乾燥空気の質量 g/kgもしくはkg/kg


比湿=水蒸気の質量/湿潤空気の質量 g/kgもしくはkg/kg


相対湿度=水蒸気圧/飽和水蒸気圧 %


露点温度=水蒸気量が変わらずに温度を下げ、飽和に達する時の温度 ℃