中村元さんに対する批判

https://blog.goo.ne.jp/kibinoseizan/e/c1e15d50f96ffe4d1d80192f80e8a783

引用:

注)中村博士は「ニルヴァ―ナとは日常における精神状態の事である」と言っておられます。これは、釈迦の四禅ができず、空も全く分からなかった後の僧侶が作った考えです。博士はこれらの誤った頌に憑かれてしまったのです。

 ここに引用された頌:「正しい知恵をもって世間を観ずる」と有りますが、これは釈尊滅後相当後に出てきた考えで、この「正しい知恵」が更に後に成って「完成された智慧般若波羅蜜多(パーリ語;パンニャーパラミー)となって行ったのです。

 同じく中道という考えも後に出てきたもので(中道は大乗経典にも有りますが)、釈迦はこんなレベルの低い事を教えたのではありません。



注)如来という言葉が出ている頌は間違いなく後世のものです。ただ、釈迦が何ものをも隠さなかったのは間違いないでしょう。



63「だからゴータマは---ただ『道』を説いているのである。ゴータマの教えは『正しき道』であると称している。他の宗教は人間を苦しみから離脱させることができないけれども、ゴータマの教えのみはそれを可能ならしめるのである。そしてブッダとは、ただこの道を歩み、みずから見いだしたことを他人に告げうる人というにすぎない。」