私の心臓の壁に、オオイヌノフグリを咲かせてくれるような――。

 

心の綺麗な友達に、そう言ってみたいな。

その花は、アスファルトのように硬い私の心を穿つ根強さもどこかに秘めているのに、それを表向きに全く出さない所が好い。