(Facebook投稿記事)


「物事のよく反響する土地では、その地の一員である場合、静かにしていることがどうしても守られねばならぬが、この静穏さというのも、私に恵まれていないだけではなく、殊に日曜日の夕刻など、沈黙をさえ味わっている。闇にとざされるに先立って、昼間が透明さを帯び、ついで、その透明感が澄み透った儘いずことも知れず奥行きのある高みへと流れ去って行くこの時刻ともなると、漠然とした不安が感じられる。」


マラルメ「ディヴァガシオン」より、「葛藤」からの引用。