風の薔薇

水声社の前身は、「書肆(しょし)風の薔薇」という名前の出版社だった。

もしかしたら、風の薔薇という言葉の元ネタを見つけたかもしれない。

 

ブルトンシュルレアリスムと絵画」のp.206に、こんな記述がある。

(「イヴ・タンギー プロローグ」という章にて。)

「人間の姿をしたものがここから消えてゆくのは、それらの痕跡から生まれた形象たちにとってかわられるためなので、しばらくのあいだ、方位盤となる風の薔薇たちだけがその役をはたすでしょう。」