知りたいサイエンスシリーズ「ベンゼン環の化学」を読了した。
図書館で借りてから、結局、最後まで読むことになった。
内容は半分くらい忘れた。
読んでも忘れてしまう。(言われたら思い出すが。)
だからFacebookの正記事には書けなかった。
もうその本は返却してしまったので、内容は思い出しながら書こうと思う。
日露戦争でロシアのバルチック艦隊を倒したことに貢献したのは、下瀬火薬という会社。
爆薬にピクリン酸を用いたことによる。
ピクリン酸とは、フェノールにニトロ基-NO2が3つ付いているもの。
(フェノールとは、ベンゼン環にヒドロキシ基-OHが1つ付いているもの。)
デメリットは、ピクリン酸は鉄を錆びさせるので、持ち運びの際に中から錆びてしまえば使用時に自爆しかねない危なっかしさがあること。
従来ならば、トリニトロトルエンという、トルエンにニトロ基が3つ付いているものを使用するはず。
(トルエンとは、ベンゼン環にメチル基CH3が1つ付いているもの。)
ベンゼン環に基がくっつく場所は、上からオルト、メタ、パラという位がある。
上記でニトロ基が3つくっつく場所は、オルト2つとパラ1つである。
別の話。
シックハウス症候群が起きるのは、フェノール樹脂になる前のホルムアルデヒドがまだ残留しているから。
本来ならば全てのホルムアルデヒドはフェノール樹脂になるはずだが、まれに樹脂になる前のやつが残留していることがあり、それがシックハウス症候群を惹き起こす。
その他、色んな事を学んだ。