今、正倉院宝物展が上野で開催されている。
そんなわけで、正倉院宝物についてのメモ。
唐が作ったもの。唐は当時世界最高峰の力を持つ国だった。
聖武天皇は唐の宝物を愛した。
銀薫炉は、香を水平に保つしくみが施されている。
鳥毛立女屏風(とりげりつじょのびょうぶ)は、唐の女性がモデルになっている。
樹下仕女図という唐の作品の模倣品でもある。
その後、倭→日本、大王→天皇へと名称が変わる。
紫檀は、東南アジア産。
当時の日本では紫檀が手に入らなかったため、その琵琶を模倣した琵琶を日本で作った際は、楓を蘇芳に染めて作った。
礼楽は、政治に利用された音楽。当時の日本は、音楽を政治の式に利用して、官僚同士の一体感を生んだ。
笙・磁鼓・漆槽箜篌(うるしそうのくご)などが使われた。
752年の大仏開眼供養会ではその音楽が奏された。