数式の多い理系書籍を読んでいると、気分が良くなってくるね。
今日は銀座の和蘭豆(ランズ)で、パイプタバコを吸った後でフーリエ音響学を読んでいて、とても幸せだったよ。
意味が完全には分からなくても、一度読んだ所をもう一度見直すと、やっぱり頭のどこかで覚えていて、読む前とは何かが違うのが分かる。
この行為は、決して無駄じゃないと思う。
読書にハマり過ぎて「恋愛どうでもいい」っていうぐらいの気分になれれば、とりあえず成功。
良い気分は良い現実を運んで来る。
以下、基本中の基本だけど。
共役(きょうやく)とは、組になっている二つの要素を入れ替えたとしても、性質に何ら変わりがないことをいう。
共役複素数とは、だいたい-iが+iに、+iが-iになることを言うらしい。
そして、オイラーはすごくて、
cosθ+isinθ=e^iθ
という数式を発見した。
それが、フーリエ変換でよく出て来るe^-iωtに繋がってくる。
そして、フーリエ逆変換のときは、それのマイナスがプラスになって、e^iωtとなる。
つまり、フーリエ変換によって「複雑な波を、cos波とsin波の二つに分類出来る」という意味が、オイラーの功績によりぎゅっと詰まって「eの何乗」とかになるってわけだ。
念のため言っておくが、
e^-iωt
=cos(-ωt)+isin(-ωt)
=cos(ωt)-isin(ωt)
である。