これからのポップス音楽は、「極限まで嫌な音がしないように作る」ことが課題になって来るかもしれない。
要するに、音響学の分野になって来るかと思う。
大学時代の同期のバンドであるmacaroomなんかは、芸大の音響学講師がメンバーにいることもあって、そこら辺を徹底的に研究している最中かもしれないなと思う。
東京事変の真逆。
東京事変は、高音域にて故意に(?)嫌な音が入っていて、それを聴いているうちにストレスを中和させるために、脳から快楽物質が出る。
そして、聴いている側はその快楽物質の依存症となり、また東京事変の音楽を求めるようになるという。
コーラ中毒みたいなもんだ。
でも、これからの時代はその真逆がじわじわと流行って来るような気がする。
あ、こういうこと言うと、下手したら椎名林檎さんがここを見るかもしれないから今まで言わなかったけど。
ちなみに、私一人の意見だったら東京事変や椎名林檎の音楽もまあ好きっちゃ好きだけどね。
「金が入ったら即ベルサーチ、即ジャグジー」みたいな時代は、00'代をピークにして徐々に失速し始めている。
そのため、ルイヴィトンやベルサーチなどのベカベカしたブランド物は、今後廃れて来ると思っている。(まだ息はあるし、ファンも多いけどね。)
でも、ディースクエアードなんか特に酷くて、私の個人的な感性だとオンラインストアなんか気色悪くてずっと見ていられないよ。(パーカーにPENISとか書いてある。)
で、今はThe Rowとかロロ・ピアーナなどの「良素材×シンプルイズベスト」の時代だと思うわけよ。
ちなみに私が今貯金して狙っているのは、チャーチの赤茶色の革靴。
特に赤茶色は珍しいんだよ。
10年くらい前にチャーチ原宿店の女の店員さんが赤茶色のやつを履いていて、それに似たやつがついこの間阪急メンズ銀座店に売っていたもんだから、今になって気になり始めているというわけで。
チャーチという靴のブランドは、ピアノでいうスタインウェイみたいに劣化しないね。
もちろん、そんなチャーチだって似合う人には似合うし、似合わない人には似合わないのだが。
で、「だったらクラシック音楽でいいじゃん!」って言う人がいるかもしれないが、クラシック音楽って聴いていると、そことは別の意味で脳が疲れるからね。
とにかく長い、などの理由で。
人々はまず癒されたいんだよ。
なので、クラシックは決して大勢に受け入れられる音楽じゃないよ。