浄瑠璃メモ。
・越路太夫よりも綱大夫(漢字:太夫ではない)の方が、声の質そのものが良い。
・津太夫は、すごく骨太な声をしている。
仮名手本忠臣蔵メモ。
もともとの忠臣蔵は、赤穂事件のこと。
吉良上野介(きらこうずけのすけ、という長い苗字)が、殿様の塩を扱っていた浅野内匠頭(あさのたくみのかみ、という長い苗字)家を妬んで、上流階級の作法を教えなかった。
そして、浅野内匠頭家は恥をかくことになる。
そのことが原因でいざこざが起きた話。
仮名手本の場合は、それが男女関係のいざこざだったことになっていて、女を取り合って斬りかかったことになっている。
理由の一つは、その方が当時の大阪人にとっては面白いし、分かりやすいから。
もう一つの理由は、男女関係の殺傷事件があったらだいたい1年後にはもう台本が出来ていたりするのが当時だったが、それを本名で晒し者にしてしまうとお上に禁止されるので、それが完全に分からないように、登場人物や時代背景も変えてしまうのだった。
仮名手本忠臣蔵の、男女関係の事件の元ネタは、実は江戸時代。
ちなみに、塩の生産が原因という説だけではなく、Wikipediaを見てみると色々な説があることが分かる。