宮沢賢治は、農学校時代の親友、保阪嘉内に恋をしていたらしい。

つまり、ゲイだ。(或いは、バイかもしれない。)

銀河鉄道の夜は、親友への片想いを表していたらしい。

どこまでもプラトニックで高潔な恋心。

自分のゲイに目覚めた時から、自分を邪道の人間だと自己卑下するようになる。

その親友とは、トルストイやキリストのように他人への奉仕で生きたいと誓い合うようになる。

その親友とは、「二つの電信柱」のように仲か良いと詩に残しており、後に失恋してからその表現が銀河鉄道の夜で再度使われるようになる。

若い時からあんな友達がいて、あんな詩を書けることは、純粋に尊敬する。

そして、なぜかそういう逸材に限って夭逝するという。