一流人の特徴は、謙虚か、もしくは誰に対しても本当のことを喋っちゃう口うるさい人か。
共通点は、相手が誰であろうと自分の間違いを指摘されたら、それが本当のことであれば素直に認めちゃう所。

 

ちなみに、ずるい人・ケチな人・強きに阿諛して弱きを見捨てる人は、一流人じゃなくて、名前だけ売れている大したことない人であることがほとんどだから。
自己愛だけが強い人は一流人にはなれないし、そもそもの話、生きていて不幸だと思う。
なぜなら、人のため&自分のために謙虚に積み重ねるなどの「人間的な楽しみ」を知らないので、自分に甘く、歳とともに実力そのものが劣化するから、歳とともに実力が増していく人には勝てない。

 

中の上で終わる人と、上の上を超えて未知の探究をする人とでは、大きな壁があるんですよ。
だから、「あの人は自分よりも上の実力だ」ってだけで、考えなしに賞賛したりしない方がいいですよ。
自分よりも上の実力の人たちだって、その中でも天と地ほどの差があったりするので、一括りにしてはいけないと思います。
技術的に、間違ったことを正しいと思い込んでいる自称一流人は残念ながらいますが、探究心が足りないか、良い師匠に恵まれなかったかなんですね。

 

私は師匠に弟子入りして3年半ほどですが、世の中の一流人なんてそんなもんなのかな、って思っています。
あと、日本の技術者の一流人っていうのは、周りからの嫉妬や権力による圧力で叩かれていた時期が長かったりするので、悪い人じゃないんだけれども偏屈な人はいます。


でも、ここに一流一流と書きましたが、実力=その人の価値だと言っているわけではありません。
「人の上に人を作らず」は当たり前の事ですが、努力で偉くなったらそれで何もかもがいいというわけではなく、私が言いたいのは、「なぜか知らないけれども、努力を積み重ねる日本一の人たちというのは、そういう性質を持っているよ」ということです。