クロミミラパンの珈琲研究会に行ってきた。

今回は2度目。

8種類のスペシャルティコーヒーのテイスティングをした。

店長の伊藤さんは、全ての五味が並以上に優れている人で、特に脂の劣化についてはものすごく厳しい判断をする。

それはなぜかというと、劣化した油を食べると胃が膨れてしまってお腹を壊す体質の人だから。(ちなみに、金属・ゴムアレルギーだそうで、下着もゴムなしのものを通販で買っているそう。)

ここに詳しくは書けないが、どれも個性を持った味だったし、その中には脂の劣化で酷いと評されたものもあったが、私の舌ではそれを感じず、逆にそのコーヒー豆がすごく気に入ってしまった。

しかし伊藤さん曰く、味の良し悪しは人それぞれ持っている味覚の五味が違うため仕方ないのだが、脂の劣化は科学的に身体に悪いため、優先すべきはそこであるとのこと。

なお、研究会に参加した皆さんの中には、圧倒的に感性の鋭い人も2名ほどいた。

 

一つ書いておくと、ケニアの豆は「これはケニアだ」と分かるぐらい、とても特徴的な味がする。

トマトっぽい、鉄っぽい、カシスの香り、などと評される。

それはなぜかというと、赤土で育っているため。

赤土は、鉄分だけが残りやすく、他の成分は飛んでしまうのだそうだ。

 

あと、私はこれら8種類のコーヒー全てに、塩味(えんみ)を感じた。

伊藤さん曰く、それは塩味に関する私の感性が鋭いからだそうだ。

もちろん、コーヒーに塩は入っていない。


いずれにせよ、クロミミラパンほどの一流店は他を探しても本当に無かったので、今このブログを読んでくれている人たちは、もし東京圏内在住ならば、一度は足を運ぶべきだと思う。