今日、師匠に言われたのは、
「君は○○シュタインの権威になって欲しいんだよ」
とのこと。
○○シュタインジャパンを差し置いてw
へぇーって感じで訊いていたが、うちの工房の弟子だったら現実的に可能だ。
なぜなら、○○シュタインジャパンの下請けもやっているし、その会社以上の技術を持っていることも向こうの会長が認めているから。
(ちなみに、なぜそう言えるかというと、向こうの会社が直せなかった中古製品をうちの工房に持ってきて、復元修理をしているから。)
そして、
「ドイツに研修行きたかったら、○○さん(会長)に僕から言ってあげるよ。恐らく行かしてもらえると思うよ」
とのこと。
師匠が、
「僕が研究職(この仕事とは別の職種)にいた頃、ヒューレッドパッカードにいるMIT出た連中といつも議論していたからね。だから、天下の○○シュタインったって、そんなん大したことねえよって思っちゃうんだよね」
「ヤ○ハの連中が、○○シュタインの研修に行くと、あいつら権威主義者だから、○○シュタインの話を神の言葉のごとく訊いて、さすがですねーとかってやっているのね。こいつらバカじゃねえのか、って思ったよ」
と言っていた。
私が将来その権威になったなら、それは師匠への最高の恩返しだろうな。
もっと先の事を言うなら、師匠は自分を超えて欲しいんだよ。
弟子が先生を超えるというのは、最高の恩返しだ。
でも、師匠が生きているうちは、無理かもしれないなw
また、師匠が言っていたこと。
「よく工房に弟子入りすると、『足だけで十年』とかやっているだろ?ああいうのは、弟子に自分の技術を超えられると困るから、そんなケチ臭いことやっているんだよ。僕はもう、『最初から一級品を扱わせる』けどな。んで、もし壊したりしたら、直せばいいんだからさ」
「僕は相当苦労してきたから、僕が生きているうちは超えられないと思うよ」