「ゼロからスタート フランス語単語 BASIC1400」、読了。

(Facebook投稿記事)

 

「ゼロからスタート フランス語単語 BASIC1400」、読了。

アテネ・フランセという語学学校が責任編集をしている、物凄く考えられて作られた単語帳でした。

 

言語では、重要度の高い単語ほど広い意味に亘って使われます。
例えば、英語の「go」という単語は、「行く」だったり、ingを付けて「~するつもり」だったりと、色々な意味で使われますよね。
そこはフランス語でも同じなのです。
そのため、重要度の高い単語ほど、一つの単語に多くの解説を付けています。
このような完成度の高い単語帳は初めて見ました。
もちろん、この本はアテネ・フランセでも使われています。

 

なお、うちの女のお弟子さんはアメリカと北欧で勤務経験があります。
彼女が言うには、外国語というのは「とにかく同じことの繰り返し」が大事だそうです。
私なんかはこの単語帳を1回読み終わっただけで、「もうこの歳だし外国語なんて覚えられないよな」などと諦めかけていたのですが、喝を入れられました。
単語帳は2巡目、3巡目を読んでやっと覚えられるのが当たり前であると。
逆に言えば、それは希望が持てる助言でもありました。
でも私は、この本に関してはそこまでやる気が続くかどうか分かりませんし、色々なやり方を試すかもしれませんが。

 

さて。
私は最後の4ページになって気付いたのですが、例文というのは声に出して読むとより頭に入るのかもしれないと思ったのです。
電車の中では、マスク越しに唇を動かす程度でも構わないと思います。
読む時は、「フランス語例文→日本語訳文→フランス語例文」と、一つの例文を3回読むのです。
最初に読むのは、外国語文の流れをざっと掴むためのもので、あまり考えなくても良いです。
次に日本語訳文を読み、一時記憶します。
最後にまたその外国語文を読むのですが、文脈による「区切り」を頭の中に入れるのです。
英語で例えるならば、「It was the rainy day.」という文章を、「It was」「the rainy day」と文脈で区切って読むのです。
そうすることによって、外国語文の独特な構造が頭に入り、やがては日本語訳を読まなくても意味が掴めるようになる、という作戦です。

 

ただ、この「声に出して読む作戦」は、この本一冊を読み終えた2周目からの方が良いかもしれません。
なぜなら、大変なのでやる気が途中で削がれる可能性が高いからです。
1周目よりも2周目の方が楽ですからね。
負荷を掛けるなら、楽な2周目以降にした方が良いでしょう。

 

なお、付属でCDが付いて来ますが、私は1周目の読了において、1回も使いませんでした。

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