今まで自分の心がいかに卑屈めいていたかが分かった。
他人を全て許すことを始めてから。
普通の社会人は、いじめとは全く縁のない社会で生きていて、子どもと奥さんを愛して幸せに生きているんだってこと。
そして、皆、ちゃんと正義感があって、普通に他人に優しいんだなっていうこと。
その心がデフォルトで存在しているからこそ、引き寄せの法則により、皆、幸せな家庭を引き寄せているという。
そのことに、ようやく気付けるようになった。
つまり、関わる人脈がこれから変わって来る可能性がある。
要するに、人脈の新陳代謝・断捨離が始まっている。
要するにだ。
喫茶店にいるカップルに嫉妬心や劣等感を抱くようでは、引き寄せの法則によってまだまだその底辺の状態が続いてしまうということ。
そして、私を見て優越感に浸っている人たちも同じで、ずっと底辺の状態が続いていくということだろう。
ということは、そういうのとは戦わないに越したことはないということだ。
未熟な人間は、未熟な環境と未熟な知恵によって出来上がる。
それは、可哀想だなと。
私を見て優越感に浸っているその間に、他の人たちは奥さんと子どもに囲まれて、あなたよりもずっと幸せに生きているよ。
さあ、頑張れ!
これが私からの、最後の優しさだ。
私のいる業界は底辺だから、他人と比べてすぐ優越感に浸り、私のことだけをあからさまに無視したりする人もいた。
その人、底辺だから相手にしちゃだめだ。
そいつを能力的に超えよう、とか思う以前に、関わる価値なし。
他の業種にいるもっとまともな人たちは、もっと仕事にも真面目で、もっと他人にも優しくて、正義感もあるんだよ。
だからか。
私は今の仕事に関する技術本を読もうと思わない。
直感的にも、ワクワクしない。
そして、師匠に直接訊いた方が何枚も上手の技術を教えてもらえるので、興味がない。
それはつまり、私のいる業界が底辺だっていうことだろうな。
だから、私が興味を持つ本は、気象学だったり、フランス語原文の詩だったりと、今の仕事よりももっと高度な技術を要する業界の本が好きなんだろう。
底辺の視点で生きてはいけない。
高度な本を読もう。
今のうちに頭を鍛えておいて、複雑な思考が出来るようにしておこう。