今起きていることって、バブル期のそれに似ている。
バブル期は物質主義だったけど、今は精神主義に移行した。
他人からエネルギーを奪って勝ち組を気取っている人たちは、バブル期においてじゃんじゃん金を使って自分の地位を大きく見せていた人たちに通じる。
じゃあ、そんな人たちはその後どうなったかというと、結局、バブルは崩壊してしまい、大手企業ですらも大量のリストラを行い、地位は失われた。
中には、遊び癖が治らずに借金してまで豪遊する人もいた。(私の親戚は夫がそれで熟年離婚した。)
そのバブルの時に、他人から馬鹿にされながらもお金を節約し、地道に貯蓄していた人たちが今の金持ち層になっている。
つまり、現在においては、他人からのいじめに耐えられる体質になっていくことが今後の真の勝ち組に繋がるような気がする。
それは、なるべく心を怒らせない訓練である。
たとえそれが薄ーく怒りがある程度のピリ辛状態でも、その後ちゃんと良いことが起きたので、それで充分だと思う。
そうすると、普段の生活において、何もせずとも相手から勝手に運が振り込まれて行く。
逆に、いじめる側の人たちは、脳に快楽の依存がついてしまうから、快楽がないと何もなくても禁断症状でイライラする。
そして、そういう人たちは脳の造りがどんどん自己中仕様になっていくから、ささやかなことでは楽しいことを感じにくくなる。
更には、人間は皆、歳とともにどんどん脳のブレーキが効きづらくなっていくのもあるから、ちょっとしたことでイライラしやすくなる(または恐怖を感じやすくなる)ため、運を奪われやすい体質になる。
それがやがて、結婚後に毒親やモラハラになる。(今、結婚して後悔している人たちは沢山いて社会問題になっているが、それはつまりそんなパートナーの素性を結婚前に見抜けなかったということだ。)
下手したら、その子供はそんな親を真似して生きれば、その子自身も大人になる頃には毒親・モラハラになっていくという連鎖。
ただ。
今の世の中は、極論的に全くお金を使わないのもどうかと思う。
なぜなら、今は昔のような年功序列の社会ではないから、実力が必要になってくるからだ。
つまり、現代は自分に投資することも大事であるというわけだ。
努力する人を馬鹿にする人は未だにこのご時世にすら沢山いるけど、もはやその人たちの頭が古すぎて信じられない。
バブル期のそんな人たちが、今どんな悲惨な目に遭っているかを見たら分かるだろう。
結局、いつの時代も、後先考えない人はダメだっていうことだ。