幽霊の正体は、自殺した人の霊か?
吉野圭さんの記憶によると、普通、死後、嫌な記憶はブラックアウトでカットされ、嫌なことがあったんだという事実だけを淡白に覚えているだけだそうだ。
だから、普通の死に方で死んだら、死後は嫌な記憶を引きずることはないはず。
なので、幽霊のイメージが「恨めしや〜」っていうのは違うと思う。
死後は嫌な記憶がカットされるのだから、恨むこともなくなるわけで。
たとえ家族を殺された恨みを持っていたとしても、死後はもちろんその家族は転生しないであの世で待っていてくれるのだから。
あと、この世でやりたかったことを未練に思いながら死んだとしても、来世以降には必ずそれが出来るまでしつこく転生するとのことだから、やっぱり幽霊はそういう理由でこの世に残っているわけではないと思う。
幽霊は、輪廻転生から一時的に外れた、自殺した魂ではないだろうか。
決められた寿命がやってくるまでの間、とてつもなく寂しい気持ちを抱えながら、この世を浮遊する幽霊。