ムーラン・ルージュ

ムーラン・ルージュっていう映画。

身体障害者で貴族出身の画家ロートレックの生涯についての話だが。

 

ロートレックがマリーという娼婦と真剣な恋仲になる話。

あの話は創作かもしれないけど。

あの娼婦の性格が、私の元カノにそっくりだった。

今、想像だけをおかずにしたオナニーで射精するまで、ずっと元カノのことしか頭になかった。

なお、射精後は冷静になり、「ああ、やっぱりこの人は運命の人じゃないわ」という直感が戻って来た。

 

ここで、セックスの怖さをまた一つ学んだ。

私の場合、そのくらいの仲になったのは今の所ただ一人だが、あの映画に浸っていた瞬間からだけは、他のどんな素敵な女も妥協対象になり、元カノのあの身体、あのまんこの匂いや感触、あの性格、あのセリフ、あのLINEの言葉だけが、求めるものとなった。

細かいことに限って、覚えているもんだよ。

セックスの怖さは、またその人とやりたくなるというフラッシュバックが、いつどこで起こるか分からない所。

ただ、そういうもんなんだなということを知っておくと、これから危ない橋を渡らずに済むのだと思う。

とりあえず、そういう独特のムラムラが来た時は、一旦オナニーで射精して冷静になることが大事だ。

 

育ちの悪い人は、脳が感情的になりやすくて、あの映画に出て来た娼婦のように、「もう出ていくわ!二度と会わないで!」とか怒り狂ったり馬鹿にしたりしたその日の夜、彼の家の前に戻って来て「お願い、あれは嘘よ!もう一度戻って!」とか言ってよりを戻そうとする。

不幸な育ちをすると、脳が自分を癒そうとして快楽を欲し、人を馬鹿にする快楽に浸ったり、怒り狂ったりするんだけど、その根底には幼少期のトラウマとか愛されなかった寂しさがあるから、冷静になった時にその満たされない思いが戻って来るという。

また、幼少期に愛に飢えていた経験を持つと、大人になった時に恋人に親と同じ愛を求めて、突然、幼児みたいな心に還ったりする。

あの娼婦も、私の元カノも、そこら辺がすごく似ていて、私はその女と完全に別れた後に未練が残っていた主人公の気持ちに共感していた。

性欲って怖いな。

 

ただ、元カノの精神病が発症した時、今の旦那は黙って耐えてくれていたそうだ。

それを聞いたのを思い出したら、心の奥底が温まるような、ほっとした気持ちになった。

良かったなって。

今、元カノと関係を戻ろうとすると、私の直感から拒絶反応が出るので、この人は結局、運命の相手ではない。

それで良かったんだなっていうことが、その直感を通して理解出来た。

 

話が逸れるが。

もし、守護霊がそれらの直感を送っているのだとしたら。

SAM前世療法で「守護霊さん、いらっしゃいますか?」みたいなことを術師が聞いた所、私は人が畳の上を歩くようなミシミシという音が聞こえたことがある。

その音は、耳から来たのではなく、私の脳内に直接来た感じだった。

その経験により、少なくとも守護霊さんが現実にいるっていうことだけは、確実に分かった。

守護霊さん、いつも本当にありがとう。