夢に関して。

やっぱり夢は、自分の潜在意識だけでなく、明らかに世界が「与えられる」こともある。

今日見た夢は、斜め上からの発想だった。

私の意識だけでは到底ありえない。

 

具体的に言うと。

思い出したくもないが、私は中学時代にある女子からいじめられていた。

私のことを見るたびに、「きもーい!」と連呼されて、殺意しか湧かない寄生虫のような存在。

その女が、なんと夢に出てきた。

そして、その女は私と結婚していた。

そして、エッチなことをした。

布団の隣で私の弟や父が横になっていたので、セックス(挿入)までは行かなかったものの、相手とは激しくキスをした。

相手の股間を触ったら、きつく締まっていて、かなり濡れていた。

そして私は、「君には殺意しか芽生えなかったけど、まさか結婚するとは思わなかったよ」などと話した。

 

ありえない。

この、斜め上からの発想。

そもそも私はこの女を思い出すこと自体がなかった。

以前、(現実で)渋谷で偶然出会ってしまった時は、向こうは顔を紅潮させていたが、「ああこいつ、何にも反省していないんだな」と思って、怒りながら無視して去った。

それが、そいつを最後に見た光景だった。

いくら顔を紅潮させており、向こうは私のことが好きだったとしても、私はぞっとするほど大嫌いだ。

 

「夢とは、自分の潜在意識が作っている」という説は分かる。

それは、(また別の話だが)夢の中で夢だと分かると女とやりまくったりできることがあったので、夢とは潜在意識が作っているのだなと、その時は思ったのだった。

そして、夢の中で何人の女とやりまくったとはいえ、その時の感触というのは、自分が経験したことのある女の感触でしかなかったことから、夢とは自分の経験の範疇のことしか起きえない、そう思っていたのだった。

しかし、今回ばかりは違った。

明らかに、世界が与えられていた。