斉藤正彦「微分積分学」。


-log(x)=log(1/x)

a・log(x)=log(x^a)


この本の35ページなどは、こういう定理を予め知っておかないと解けませんね。

恐らく、高校レベルの数学は全て知っている前提で書いたのでしょう。

他のページでもそう。

私からすれば不親切な本です。

数学書は基本、説明不親切。


なお、log(x)というのはloge(x)のこと。

つまり、「eをxにするには、eを何乗すればいいか?」ということ。

そして、上記二つの定理は、logeでなくても当てはまります。


例えば、log3(9)=2。

3を9にするには、2乗すればいいからね。


ならば、-log3(9)=-2

これは、両辺にマイナスを付けただけ。

上記の式「-log(x)=log(1/x)」がこれに当てはまるかどうか計算してみよう。

log3(1/9)=-2になるかどうか。

例えば、xの-2乗とは、1/x^2のこと。

log3(1/9)=log3(1/3^2)=-2

なりますね。

よって、

-log3(9)=log3(1/9)=-2