仕事の帰りに、いつもの喫茶店、代官山のフォリオに行った。

その時は20時50分であり、このカフェは22時まで営業している。

パイプタバコも吸えるし、何気に良心的な店だと思う。

ただ、コロナの影響で、滞在は1時間までと決まっているのだが。

 

ここのコーヒーの味は、ビターチョコレートの香りがする。

パイプを吸った後の残り香が口の中にある時に、ちょっとコーヒーを口に含む。

そして、パスカルキニャールを読む。

たまに、ダンヒルのライターで、メビウスの1ミリを吸う。

ダンヒルのライターは、ガスがダンヒルの純製なので雑味が少ない。

 

このカフェは、キニャールが進むよ。

雰囲気が合い過ぎだろって。

電車の中でそれを読むよりもずっと幸福感がある。

逆に電車の中だと、意外と古代生物や科学の本が進むんだけどね。

 

この形而上の楽しみは、普通に生きていて活字離れした人たちには、なかなか分からないだろうなあ。

いや、一人でも結構、幸せってあるよ。

ヴィリエ・ド・リラダンボードレールはずっと孤独だったらしいけど、彼らはそれをうまく昇華したのだと思う。

そして、キニャールツイッターのフォローを1人だけに絞っていた時期がある。

 

ああ、今日は例のあの子と一緒に仕事場に行ったんだけど、さよならをして帰って一人電車の中にいる時、LINEが来て、「今日はありがとうございます!また水曜日、宜しくお願いします!」みたいなことが書かれていた。

あの子が私とは反対側のモノレールで帰ると言った時に、私は無言で名残惜しそうな表情を数秒間してしまったので、もしかしたらあの子はこちらの気持ちに気付いたのかもしれないなって思った。

あの子からは、間接キスでペットボトルの水をもらったこともあるし、意外と脈があるのかもしれない。

ただ、結婚の縁だけは神様が与えてくれるものだ。

神様は、彼氏持ちの人から奪えだなんて言うわけがない。

サンアルクスさんの占いによると、

「今のあなたは最高の状態ではないけど、これから起きるあなたが最高の状態の時、恋愛面でも連動して事が起きる」、

「その時に出会う人が、運命の人」、

だと言われたことがあるので、どちらにせよ今はただ時が来るのを待つだけだ。

サンアルクスさんの占いって、時々カードのオーラがピカァーッと光るんだよね。

で、そういう時って、痒い所に手が届く以上の、めっちゃ良い占断が出るんだよ。

やはり、美音さんよりも当たる気がするんだよ。

(ただ、美音さんもそれはそれでカードのオーラが光る時もあるけどね。)

サンさんも美音さんも、カードの絵柄がシンクロすることが結構起きていて、やはり霊的感性が只者ではないなと。

この人たちが凄すぎて、私は占い師にはなれそうにないな。