バッハの高貴さの正体

十字架のヨハネ(サン・ファン・デ・ラ・クルス)の頭の中は、すげえハッピーで天使的なものによってドーピングされていたようだ。

彼自身は生涯孤独を好み、ほとんど神にのみ心を捧げて生きていたという。

その一方で、彼の詩「孤独な鳥の5つの条件」の虚無感からは想像も出来ないくらい、彼はキリスト教思想によるキラキラハッピーな書籍を書いている。

ちなみにその本は、教文館で密かに売っている。

 

そして今、藤沢玲子さんのバッハ「ゴルトベルク変奏曲」を聴いている。

バッハの頭の中も、まさに天使のようなキラキラハッピーが舞っていて、まさに十字架のヨハネの頭の中に通じるものがある。

曲を聴くに、きっと、バッハも信仰心がかなり篤かったのではないだろうか?

キリスト教の信仰心に篤い人たちの作る音楽や文学は、独特のキラキラハッピーな感があることが多いのかもしれない。

 

https://open.spotify.com/track/0Jqca08ji79R5rFKHMSNZ2?si=tVFP3nSMSyGHJlPM2O0CCw

 

そういえば、メシアンもそういう感じがする。

メシアンのような現代音楽だと分かりにくいかもしれないが、ずっと聴いていると、自分の頭の中にキラキラハッピーな蜜みたいなものが流れて来る時がある。

そして、バッハもメシアンも、教義というものにすごく縛られているのが分かる。

作曲もだけど、信仰心もだろうな。

 

もうね、バッハを研究している日本の大学教授たちは、キリスト教会から出版されている書籍の一つでも読んでくれ。

でないと、話にならない。

 

1542-1591、十字架のヨハネは49歳で亡くなった。

バッハが生まれたのは1685年なので、キリスト教徒であるバッハが十字架のヨハネの書籍を読んだ可能性はある。