地獄。

一つ前の記事の追記になるが。

 

つい先ほどのこと。

好きなことをやった直後は、霊的直感が鋭くなることが多い。

 

その時に、「地獄ってどんな感じなのだろうか?」と、地獄(仮)に向けて意識を同調させようと試みた。

が、しかし。

その一瞬、とてつもない恐怖心が湧き上がった。

その恐怖心はまるで、私が昔、家族旅行で乗った豪華客船にて、夜中にデッキから下の方(海)を覗き込んだ時と同質の恐怖だった。

つまり、死の恐怖に似たもの、本能的な恐怖を感じ取ったのだ。

 

この恐怖心の壁がある以上、意識はそこから先へ進むことが出来なかった。

つまり、地獄というのは、地獄に行くような心の汚れた人でないと感じ取ることが出来ないのかもしれない。

あるいは、お地蔵さんみたいな特殊な許可を与えられた魂しか。

あるいは、その死の恐怖に打ち勝って先へ進まなかった私が悪かったのか。

 

ただ、この試みのおかげで、「地獄は間違いなく怖い」ということだけは分かった。

あるんだな、本当に。

なぜって、地獄が本当になかったならそんな恐怖心が起きるわけがないし、ただ空想しただけでそれ以外はプラマイゼロの何もなしで済む話だったろうから。

そういえばニーチェの格言で、「深淵を覗き込む者は、深淵側からも覗き込まれている」と言っていたな。

 

もちろん、日本神話とか聖書とかで言われている天国と地獄の描写は、偽物だろうな。

なぜなら、天国も地獄も、大抵の人間にはその「入り口」しか感じ取ることが出来ないから。

ただ、その元ネタを一番最初に言った人は恐らく、ものすごい霊的感性の持ち主で、その入り口があるということだけでも突き止めたのだろう。

 

ちなみに、天国もしくは地獄の情報が欲しかったら、夢に出て来るのを待てば良いと思う。

それは本当にそうなのか確証はないけれど、潜在意識上にないことが夢に出て来て、しかもそれをよく覚えていた場合は、高次霊が「天国や地獄はだいたいどんな感じか」という情報をもたらしてくれた可能性があるから。