Gas「Gas 0095」の音源を購入しました。

(Facebook投稿記事)

 

Gas「Gas 0095」の音源を購入しました。
1995年に発売されたアンビエントの音楽で、曲中のほぼ全てが電子音で作られています。

なお、この音源はBandcampというサイトにて、無損失なWAV.ファイルのアルバムを7ドルで買いました。
とりあえず珍しいCDが欲しかったらBandcampにて検索すれば結構マニアックなものも出てくるので、それを無損失音源で購入すれば良いと思います。
ちなみに、この曲集を生のCDで買おうとすると、どのサイトで見てもプレミアが付いていてものすごく高価になってしまっています。

曲について。
作曲者はMat Jarvisというイギリス人で、イングランドノッティンガムにあるスタジオにて録音されたそうです。
曲の長さは、長いものだと16分半、短いものだと数秒で終わったりしますが、全ての曲が次の曲と陸続きになっており、トータルで1時間9分という長編を想定して作られているようです。
ほぼ全てが電子音ですが、人の声が入った曲もあります。
和声は全般的に単純であり、1曲中ずっと同じ一つのコードであるものが多いのですが、パートや効果音ごとの挿入の仕方に拘りがあって、飽きることなく聴いていられる工夫がされています。
これはアンビエントの特徴だと思いますが、このアルバムにもなかなかの技巧があります。
また、そのパートの入れ方により、一種のストーリー性を感じさせるものもあります。
なお、和声の動きが一番多いのが14曲目の「Discovery」という曲で、これを最後から2番目に持ってきた所はさすがだと思います。
そして、私が一番好きな曲は3曲目の「Microscopic」であり、電子顕微鏡で覗いたミクロな世界を想像して作られたものだと思います。
ただ、私はこの曲を聴きながら、風力発電機の画像を見るのが好きです。
電子的なもの・電機的なものをすごくイメージさせられるからです。