不成就日だから新しいことはやらないけど。

なんか、久しぶりに「音楽が好き!」っていう気持ちを思い出した。

 

師匠の研修とか、仕事での自分に課すクオリティの度合いとか、慣れない数学の本を読解していく趣味とか…

もうね、全部「高い山を登る」感じがしていて、モチベーションがあってもなくても関係なく、やっぱり身体が疲れて来るんだよ。

脳の疲れは、身体の疲れに直結する。

 

楽家で成功している人って、結構、普通にいる。

オルガニストの石丸由佳さんとか。

あとは、私の知り合いでもあり、BSの歌謡曲番組に毎週出ている山元香那子さんとか。

みんな、自分の本業の収入だけで食っている人たちなんだよね。

 

学生時代からの刷り込みで、音楽家って食えないイメージが強かった。

でも、実際は、他の人たちには必要ないクラシック音楽の勉強でも、今の私の人生ではすごく役に立っている現状。

今考えてみると、他の人にとっては食えない・必要ないことでも、私の人生には必要なことって沢山あったよ。

 

私は数学なんか出来なくったって、食って行かれるんじゃないか?と思えて来たよ。

というか、「食っていく」っていう面で見たら、今更ながら確かにそうだなと。

私のスペックはどちらかというと記憶型なので、論理思考ってあんまり向いてないんだよね。

(「向いてないのに好き」これは最高の組み合わせだと、ゲーム王の梅原大吾さんは言っていたが。)

ただ、今だから出来ることっていうのがあって。

将来歳を取った時に複雑記憶が出来なくなると、一生、数式が理解出来ない人生になってしまう。

まあ、今読んでいる吉川敦「フーリエ 現代を担保するもの」は、途中で躓きそう・詰みそうになる危機を何度も乗り越え、分からない所は何度も読み返したり、数式の意味をスマホで調べて一時的にそちらに時間を割いたりしながら、何とか順調に読み進めていて、やっと3章に入るかなといった所。

とりあえず、gradとdivだけは分かるようになった。

前者はスカラーで、後者はベクトル。

しかも、よくあるラウンド二乗のあの式って、divかけるgradのことなんだよね。